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社協ブログ

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【職員研修】「意思決定支援 本人中心の支援を考える」を開催しました

2022-08-23
私たち抜きに私たちのことを決めないで!

 8月23日、職員研修として「意思決定支援~本人中心の支援を考える~」を開催しました。

認知症や障害がある人への支援を行う際に、支援者側の判断で、本人不在の支援をしていることが往々にしてあります。今回の研修では、判断力が低下している状態があったとしても、本人の自己決定をできる環境をつくり、意思決定を支援する「意思決定支援」について学びました。
講師は権利擁護たかつきの高岡さん、法人後見をしているなかでの意思決定支援を行った事例を中心にお話いただきました。

支援者の価値観を押し付けない
権利擁護たかつき 高岡さん
高岡さんからは、意思決定支援は難しいだからこそ
・ひとりで決めない
 ひとりの支援者の価値観を押し付けない
・様々な専門性があるメンバーで議論する
・多様な価値観を認めること を基本として方針を決めている。
 意思決定支援先進国のイギリスでは愚行権や失敗する権利も認められており、徹底した本人中心主義の施策が進められている。管理的な日本の成年後見制度の見直しが検討されているとのことでした。
 事例では、どこまでが贅沢、浪費と考えるのか、本人にとっての幸せとは何なのか判断に迷いながらも専門委員会での喧々諤々の議論をして、取り組んでいる様子を具体的に教えていただきました。
 労力を惜しまず本人が決めるプロセスを大事にしている取り組みを聞き、支援者都合の支援になっていないか、改めて考える機会となりました。社協事業においても、本人中心の支援が行えるよう継続的に学んでいきたいと思います。
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