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社協ブログ

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【ささえあい活動】「こどもの笑顔を守る会」の防災出張講座を紹介します

2025-01-31
 「こどもの笑顔を守る会」は、子どもの最善の利益を守るため、市内で勤める保育士や保護者で2年前に設立したボランティア団体です。助成金を活用し、『広げよう 地域の防災の輪!』を掲げ、防災出張講座を市内の保育園や自治会、マンション管理組合等を対象にされています。今回、ルミナス箕面の森(萱野北小校区にあるマンション)にて、1月17日の全市一斉防災訓練に合わせて出張講座を開催するとお聞きし、見学させていただきました。
この日は、短い時間でマンションに住む皆さんに役立つような内容をと、様々な体験を中心とした講座で、ルミナス箕面の森の住民さん14名が参加されていました。

まず初めは火災報知器の使用です。火災報知器は、建物内外の人に火災などの異常を知らせるもの。火災報知器を押しても、押すだけでは消防署には通報されません。消防署には誰かが連絡することが必要です。
デモ装置が準備されており、実際に参加者の皆さんは試しに押してみることができました。ボタンは結構固く、音の大きさに驚きました。



次に消火器の使用体験です。
放射時間は約20秒。消火器のレバーは、一度握るのをやめると勢いがなくなり、届く範囲が狭くなるそうで、握り続けることがポイントだとお話しされました。
最後は「蹴破り体験」を実施。
火災が起きた際、マンションのベランダの隣の家との仕切りを破り避難しますが、その仕切りを破ってみるという珍しい体験です。
仕切りは、蹴る以外にもフライパンやまな板などの道具を用いても破ることができます。破るポイントはふらつかないように手すりなどを持ちながら行うことと壁に当てるだけではなく、押すことだそうです。相当な力がかかったのか、フライパンは変形していました。
「こどもの笑顔を守る会」の浦川さんは、「このように仕切りを破って避難することがある。ベランダの仕切りの前には物を置かないでほしい」と呼びかけておられました。


参加された皆さんは「まな板の側面を使って破ると手が痛い。面の部分を当てた方がいい」と自分なりの方法を見つけたり、「一度体験するのとしないのでは、有事の際に全然違う」と話されたりと、体験することで実感することが多くあったようです。
いざというときに備え、自治会やマンション管理組合で、このような自分たちの住む環境に応じた防災訓練を実施する必要性を改めて感じました。

今回紹介した「こどもの笑顔を守る会~この指とまれ~」の防災出張講座は、箕面市社協で行う「箕面市地域支え合いプロジェクト助成金」の助成活動の一つです。
「箕面市地域支え合いプロジェクト助成金」とは、地域福祉活動計画をすすめるために、住民参加による地域課題解決や支え合い意識の向上を目指す活動に対し、赤い羽根共同募金を活用して行う公募型の助成制度です。
現在、令和7年度赤い羽根共同募金箕面市地域支え合いプロジェクト助成金の申請を受け付けております。(締切:令和7年2月28日)
 
ボランティアセンター 岡
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