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社協ブログ

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【ひきこもり相談窓口】講演会「ひきこもりのサポートを考える」を開催しました!

2024-11-26
講演会「ひきこもりのサポートを考える」を開催しました!
 ひきこもり相談窓口では、ひきこもり状態だった当事者や、ひきこもりの事でお悩みのご家族向けにサポートを行っております。また地域住民のかたを対象に「ひきこもり」についての理解や周知をするために年に1回、講演会を開催しております。
 今年度は「ひきこもりのサポートを考える」というテーマでまわりの人が出来るサポートについて、昨年度に引き続き、大阪経済大学 人間科学部の岩田光弘氏と他市で当事者の居場所づくりの活動をされているボランティアのかたに、ご登壇いただきました。当日は、当事者のかた、ご家族のかた、地域でボランティア活動をされているかたなど、55名のかたにご参加いただきました。
「支え・支えられる」関係が必要
 講演では、岩田先生に「ひきこもり状態についての基本的な知識」、「ひきこもりのために社会や周囲ができるサポート」についてお話いただきました。全国に約150万人ほどのかたがひきこもり状態であると言われており、ひきこもり状態の当事者の心理として「生きるのが苦しいと感じることがある」、「家族に申し訳ないと思うことが多い」、「自分の精神状態は健康ではないと思う」という不安を抱えているかたが半数近くいらっしゃるとの事でした。
 ひきこもりについてはご本人やご家族が解決すべきという「自己責任論」が世間にあり、「誰にも相談できない、頼れない」と支援に繋がりにくい状況があります。しかし、近年のひきこもりにおけるサポートは、「いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがよい」というコミュニティを社会側が提供する必要があるとされています。その中で、岩田先生は「否定や批判されたりすることがなく、安心していられる居場所」がひきこもりのサポートとして必要だとお話されていました。
居場所づくりについて
 講師と居場所づくりの活動されているボランティアのかたとの対談では、活動の中での楽しい事、嬉しい事、難しさなどをお話いただきました。
 ボランティア活動では、居場所の参加者との会話や、イベントに一緒に参加することに楽しさを感じているが、1回限りの参加になるかたもおられ、継続することの難しさを感じているとの事でした。
 居場所がひとつだと初めての人には参加しにくいこともあるため、様々な活動や居場所があると参加しやすくなるとお話いただきました。

まずはご相談ください!
 ひきこもり相談窓口では、まずはご本人の状態や状況に合わせて相談員がご自宅に訪問したり、ご家族からお話を伺い、これからのことを一緒に考えていき、就労や社会とのつながりに向けて検討し、社会生活の再開を支援します。当事者のかたには、月に1回のグループワーク、社会参加へのサポートとしてボランティア活動の紹介、地域での農業体験、職場体験、職場見学などの取り組みを行っております。また、ご家族向けには「家族のつどい」を奇数月に開催しております。
 もし「ひきこもり」の事でお悩みがございましたら、ひとりで悩まず、「箕面市ひきこもり相談窓口」にご相談ください。

ひきこもり相談窓口

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