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社協ブログ

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【社協情報】能登半島地震への支援活動から学ぶ(災害支援ネットワーク会議)

2024-10-18
 9月7日(土)みのお市民活動センターにて第5回箕面災害支援ネットワーク会議を開催し、18団体21名が参加しました。
 
<箕面災害支援ネットワーク会議とは?>
 平成30年の大阪北部地震の経験を踏まえ、多団体の協働によるボランティアセンターの運営を目指して令和3年7月に立ち上げました。関係団体が「災害」をテーマに定期的に集まり、ボランティア同士で顔の見える関係を作ることで、大規模災害時にも円滑なセンター運営を目指しています。

◆参加団体:ボランティアセンター登録グループのうち災害ボランティアに協力できる団体、災害ボランティアに関心のある団体・事業所、行政(福祉部局)

◆企画団体:(特活)市民活動フォーラムみのお、箕面青年会議所、箕面ライオンズクラブ、箕面船場ライオンズクラブ、社会福祉協議会


 今回のメインテーマは「能登半島地震への支援から学ぶ」です。実際に様々な所で災害ボランティア活動を経験されている日本ユネスコ協会連盟 箕面ユネスコ協会 会長 坂口一美さんを講師にお招きし、能登半島地震をはじめとする様々な災害の被害状況や避難所の様子、災害ボランティアの活動内容をお話いただきました。
 能登半島地震では、他の被災地と比べ家屋倒壊が多かったようで、老朽化や耐震化が進んでいなかったことも要因のひとつだそう。避難は避難所だけでなく、様々な事情からビニールハウスでおくられている方もいらっしゃるようで、中には、「昔ながらの集落で、人間関係が煩わしくて・・・」という声もあったそうです。ビニールハウスでの生活では、段ボールベッドだと水分を吸ってしまうため、箕面市からの支援物資である簡易ベッドが役に立ったというお話もありました。また、能登半島に行くには道路が1本しかなく、その道路が片側通行になっており、被災地に行くことが大変な状況もあったそうです。
 
 坂口さんは、「様々なスキルを持ったボランティアがいることが望ましい」と話されました。
 
 例えば、災害ボランティアでの活動に「家財の片づけ」があります。これは、のこぎり等で壊れた家具を切るなど専門的な技術が必要な作業もあり、初めて行うには難しいそうです。地域には看護師、トラック運転手、保育士等様々な人がおり、餅は餅屋。災害ボランティアセンターは、円滑な運営ができるよう、活動の核になる、専門性のあるボランティアを見つけること、そして繋がることも必要だと教えていただきました。


 その後は坂口さんのお話を受け、箕面災害支援ネットワークとして備えておくこと等についてグループに分かれ、意見交換を行いました。


<意見抜粋>
  • 令和4年3月に行った設置訓練から状況は変わっているため、実際に設置訓練を行って見直し、足りないところを補うことも必要。
  • 平時から「困ったときは助けてもらえる」と周知しておくことも大切。
  • 子どものころから、防災に触れておくこと(教育)も大事。
  • 机上で話すだけでなく実際に動いてみることが大切。

これらの意見を活かし、有事に備えて災害支援ネットワークとしてできることを進めていきたいと思います。


ボランティアセンター 担当:岡
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