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社協ブログ

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講演会「ひきこもりを理解する」を開催しました。

2024-03-06
注目
講演会「ひきこもりを理解する」を開催しました。
 箕面市社会福祉協議会 生活相談窓口では日々、地域の皆様から寄せられる様々はご相談に対し、解決に向けて一緒に考えておりますが、その中にはひきこもりに関するご相談も含まれております。
 生活相談窓口では昨年に引き続き、ひきこもりという社会問題について考える機会を設けることとし、3月2日(土)に講演会「ひきこもりを理解する」を開催し、当日は42名の方にご参加いただきました。
 今回の講演では、大阪経済大学 人間科学部で講師をされており、臨床心理士、公認心理師としてひきこもり支援に携わっている岩田光宏様をお招きし、ご講演いただきました。 
 また、ひきこもり状態を経験されたお二人にも登壇していただき、経験談をお話いただきました。
ひきこもりを理解する
 ご講演では、ひきこもり支援について3つのポイントをお話いただきました。
①「ひきこもり」は本人・家族のせいではない(わたしたちの社会に課題がある)
②「つながり」を増やしていくことが大切(そのために地域に多様な居場所を創る)
③「する/される」の関係でなく、相互に支え合う関係が大切

 ひきこもり状態の背景は人それぞれであり、ひきこもり状態の方が否定や批判されず、安心していられる「居場所」づくりの活動が大切との事でした。
ひきこもり状態を経験された方の経験談
 講演会の後半は、ひきこもり状態を経験された方に、当時のお気持ちやひきこもり状態を脱したきっかけなどをお話いただきました。
 お二人の話ではひきこもり状態だった時「このままではいけない」という気持ちや、「このままでも良い」、「誰かに助けてほしい」という気持ちがあったとの事でした。またひきこもり状態を脱したきっかけはお二人とも、ご家族やご友人から支援機関の紹介を受け、始めは通う事に不安や迷いがあったが、支援機関と繋がった事で状況が変わっていったとの事でした。
 お二人からはひきこもり状態の方への対応として否定はせず、自己肯定感を上げるような声かけをして欲しいと話されてました。

 ひきこもり状態を経験された方の体験談は、とても印象深いお話でした。

 今年度から生活相談窓口では「ひきこもり相談窓口」として相談を呼びかけております。
 ひきこもり支援の取り組みの中で、ひきこもり状態の方には「ワークグループ つぎの一歩」や社会参加、就労に向けての準備を支援しております。また、ご家族様には2か月に1回「ひきこもり家族のつどい」を開催していますので、ご興味のある方はいつでもご相談下さい。

箕面市社会福祉協議会 相談支援課 
生活相談窓口 藤井
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