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社協ブログ

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【福祉会情報】地区福祉会役員・幹事研修・交流会(第1回)を開催しました!(全校区)

2023-07-05
 今の社会は、少子高齢化が進み、認知症者の増加や「ひきこもり」などの孤立者が増え、「ヤングケアラー」といった新たな社会問題も顕在化しています。
 そのように地域社会が変化していく中、今年度は「今、改めて考える『小地域ネットワーク活動』」というテーマで、全3回シリーズで地区福祉会役員・幹事研修・交流会を開催しています。

 6月30日に開催した第1回は、まずは各地区福祉会の現在の活動や目的、課題などを互いに知ることを目的に、小地域ネットワーク活動の内容ややり方は地区によってさまざまであること、そして、時代と共にニーズや状況によって変化してきていることを知ってもらう講演と、グループワークを行いました。
 37名のかたが参加し、「小地域ネットワーク活動」について学び、今の地区福祉会活動の振り返りを行いました。
 まず、大阪府社会福祉協議会の地域福祉部長 叶井さんから、大阪府における小地域ネットワーク活動の歴史的な経過を中心にお話していただきました。大阪府では昭和35年小地域ネットワーク活動のモデル事業が府内3か所で始まりました。その後、地区福祉会は大阪府内でも徐々に増えていき、平成6年ごろから、各地区福祉会で「小地域ネットワーク活動」が広がっていきました。
 小地域ネットワーク活動は、生活課題に対する取り組みであり、昭和50年ごろの萱野地区では「ため池の事故防止活動」を行っています。この時代の地域課題は、生活環境整備がメインでしたが、時代が進むにつれて、生活課題も変化し、福祉的な意味合いが増え、小地域ネットワーク活動も変化していきました。
 講演の後半では、「個別援助活動」、「グループ援助活動」、「小地域ネットワーク会議」、それぞれの活動について、各地区から特徴的な活動の報告をしていただきました。
 「個別援助活動」は箕面小地区福祉会から、年6回おこなっている独居高齢者等の個別友愛訪問について、お話いただきました。定期的に個別訪問することで、高齢者と運営委員が顔見知りになり、日々の見守りに繋がっています。
 「グループ援助活動」は豊川北小地区福祉会から、男性を中心に行っているサロンなどいろいろな形のサロンを展開されていることや、公式Lineをつかった情報発信についてお話いただきました。
 「小地域ネットワーク会議」は中小地区福祉会から、地域の気になる方を複数で見守る取り組みを紹介いただきました。ご本人から同意をもらい、見守りの中で得た情報や互いに気になったことを定期的に見守り関係者で情報共有をしています。
 そのあと、2~3地区ごとにグループに分かれて、福祉会活動の振り返りを行い、グループごとに発表をしました。
参加された方からは、「地域によって重点的にやっていることや、やりかたが違うことがわかった」、「ほかの地区の取り組みが参考になった」などの感想をいただきました。

次回、2回目は、武庫川女子大学 心理・社会福祉学部の松端先生をお招きして、国や市で進める重層的支援体制整備事業をふまえた講演と意見交換を行う予定です。

                                                  地域福祉推進課:工藤
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